チャイルドシートの着用は2000年4月1日から道路交通法の改正によって義務化されました。
使用義務年齢や免除される場合などを分かりやすく解説します。
チャイルドシートは6歳まで必須!!
多くの国々では、子供を車に乗せる際には法律でチャイルドシートの使用が義務付けられています。日本でも、2000年4月1日から道路交通法が改正され、6歳以下の子どもを車に乗せる際にはチャイルドシートの使用が義務化されました。違反すると罰則がありますので、必ずチャイルドシートを使用しましょう。
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため幼児用補助装置を使用させることが療養上適当でない幼児を乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105
チャイルドシートが免除される条件は?
・車の構造上チャイルドシートを固定できないとき
2012年7月以前の車種だと固定できない場合あり、免除される可能性があります。
・チャイルドシートを使用すると全員が乗車できなくなるとき
乗車定員内でもチャイルドシートのい使用で、定員まで乗車できなくなる場合に免除されます。
・幼児に怪我などがあってチャイルドシートが使用できないとき
幼児が怪我や病気を患っており、チャイルドシート着用が適当でない場合に免除されます。
・著しい肥満でチャイルドシートを正しく使用できないとき
肥満でチャイルドシートを適切に使用できない場合に免除されます。
身長が合わない場合はジュニアシートをお試しください。
・チャイルドシートを使用していると、幼児の日常以上の世話ができないとき
運転手ではない、同乗者が授乳やおむつ替えなどの世話をできなくなる場合に免除されます。
・緊急の事態で病院等へ向かう場合
緊急の場合に病院や警察へ向かっている場合は免除されます。
これらのケースに該当するのかどうか判断に悩んだ際には、地元の警察署などに相談して解決しましょう。
3 法第七十一条の三第三項ただし書の政令で定めるやむを得ない理由があるときは、次に掲げるとおりとする。
https://elaws.e-gov.go.jp
一 その構造上幼児用補助装置を固定して用いることができない座席において幼児を乗車させるとき(当該座席以外の座席において当該幼児に幼児用補助装置を使用させることができる場合を除く。)。
二 運転者席以外の座席の数以上の数の者を乗車させるため乗車させる幼児の数に等しい数の幼児用補助装置のすべてを固定して用いることができない場合において、当該固定して用いることができない幼児用補助装置の数の幼児を乗車させるとき(法第五十七条第一項本文の規定による乗車人員の制限を超えない場合に限る。)。
三 負傷又は障害のため幼児用補助装置を使用させることが療養上又は健康保持上適当でない幼児を乗車させるとき。
四 著しく肥満していることその他の身体の状態により適切に幼児用補助装置を使用させることができない幼児を乗車させるとき。
五 運転者以外の者が授乳その他の日常生活上の世話(幼児用補助装置を使用させたままでは行うことができないものに限る。)を行つている幼児を乗車させるとき。
六 道路運送法第三条第一号に掲げる一般旅客自動車運送事業の用に供される自動車の運転者が当該事業に係る旅客である幼児を乗車させるとき。
七 道路運送法第七十八条第二号又は第三号に掲げる場合に該当して人の運送の用に供される自動車(特定の者の需要に応じて運送の用に供されるものを除く。)の運転者が当該運送のため幼児を乗車させるとき。
八 応急の救護のため医療機関、官公署その他の場所へ緊急に搬送する必要がある幼児を当該搬送のため乗車させるとき。
チャイルドシートを着用しないと?
チャイルドシートを着用しないことは非常に危険です。
不慮の事故が起きた際に、チャイルドシートの有り無しでお子様の死亡率が2.2倍も違います。
チャイルドシートは正しく着用!
お子様の命を守るために有効なチャイルドシートですが、正しく使用できていないと本来の効果を発揮することがでず、衝撃が分散されず重大な怪我を負うリスクが高まります。
こちらはJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)様が検証を行われました、チャイルドシートの誤使用の場合、どういった危険性があるかの動画です。
使用する時はここを確認
子供の発育段階にあったシートを使用しているか?
お子様の年齢や体格によって、適合するチャイルドシートの種類が変化します。
「どうせ大きくなるから。」や、「変えるのは勿体無い。」ではなく、お子様の今にあったものを選びましょう。
使用するシートの向きや設置場所を間違えていないか?
ISO FIXなど、チャイルドシートは固定箇所や向きが決まっています。取扱説明書を確認し、正しい固定を行なってください。
シートの固定方法についても取扱説明書をしっかり確認しましょう。
シートに乗せて、お子さまを固定したか?
お子さまをチャイルドシートに座らせて終了ではなく、しっかりとハーネスで固定しましょう。
シートベルトの代わりになるハーネスを着けていなければ全く意味がありません。
身長が合わない場合はジュニアシートもチェック!!
チャイルドシートを終わった後も、4歳以降を想定して『ジュニアシート』が作られています。
身長が早く伸びてサイズが合わない場合はお試しください。
成長が早いから着用しなくて大丈夫なんてことは絶対ありません。
まとめ
・新生児から6歳未満までチャイルドシートの着用義務がある
・着用義務が免除される場合はあるが、基本的にチャイルドシートを着用させるべき
・身長や年齢が進んだら、ジュニアシートというう手段もある
おすすめのチャイルドシート一覧
チャイルドシートを悩んでいる方は是非参考にしてください。
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