トミカといえばタカタトミーが発売する子供から大人まで楽しめる大人気シリーズですが、そんなトミカにも大人へ向けたコレクションシリーズが存在します。トミーテックのTLV(トミカリミテッドヴィンテージ)およびTLV-NEOシリーズは、その精緻なディテールと高い再現度で多くの大人のコレクターから絶大な支持を得ています。子供向けの玩具として始まったトミカが、長い年月を経て、大人の趣味として楽しめるコレクションアイテムへと進化したこのシリーズ。その魅力と価値について詳しく紹介します。
トミカリミテッドヴィンテージって?
トミカリミテッドヴィンテージ(TLV)シリーズはタカラトミーの完全子会社である株式会社トミーテックが製造販売しているミニカーシリーズです。TLVシリーズはトミカが発売する前の1950~1970年代の日本車を中心にラインナップした1/64スケールのミニカーです。
トミカリミテッドヴィンテージNEO(TLV-NEO)シリーズでは1980年代以降の世界中の名車をラインナップしており、同スケールながらより詳細によりリアルに再現されたミニカーで人気車種は売り切れやプレミアになるシリーズです。
リミテッドヴィンテージシリーズは何がすごいの?
リミテッドヴィンテージはメーカー最小希望価格が平均2,000~円と通常トミカ550円の4倍近い値段がする中で、コレクターを魅了しています。これには、トミーテックのこだわり抜いた圧倒的な再現性がありました。
まるで本物の再現性
TLV・TLV-NEOシリーズの魅力は、その緻密な再現力にあります。例えば、1960年代のクラシックカーであれば、当時のメッキ処理や塗装技術を再現し、実車に限りなく近づけた外観の輝きや質感まで表現されています。また、車内のインパネや質感至るまで、実車に忠実なディテールが施されています。
車種ラインアップの多様性
TLV・TLV-NEOシリーズでは、クラシックカーから現代の名車、さらには商用車や特殊車両まで、多彩なラインアップが揃っています。例えばGT-R50byItaldesignの様な新しいながらマイナー車種なども細かく再現されています。これにより、特定の年代や車種に思い入れのあるコレクターはもちろん、幅広いジャンルのミニカーを楽しみたい方にも満足感を提供しています。
リミテッドヴィンテージのコレクション価値
TLV・TLV-NEOシリーズは、単なる「おもちゃ」を超えた「コレクションアイテム」としての価値を持っています。特に、生産が終了したモデルや限定版は、時が経つほどにその価値が高まることがあり、コレクター間での取引価格が上昇することも珍しくありません。こうした背景から、購入時にしっかりと保管し、将来的な価値の上昇を見越してコレクションを続ける大人も少なくありません。
特に、限定モデルとしてイベントなど限定販売されるモデルはメーカー最小希望価格が1万円近くになりますが、将来的にはコレクションとして非常に高い価値を持つことも考えられ、単なるコレクションではなく投資としての購入者も一定数います。
購入する時の注意
TLV・TLV-NEOシリーズは、大人のためのコレクションアイテムです。サイドミラー等の細かい突起物が再現されていることもあり全年齢対象のおもちゃではありません。また、トミカの様な走らせて遊ぶことを想定しているミニカーではなく、コレクションアイテムとしての要素が高いためトミカとして購入すると期待通りではないかもしれません。
まとめ
トミーテックのTLV・TLV-NEOシリーズは、その精巧な作りと豊富なラインアップで、多くの大人のコレクターを魅了し続けています。単なるミニカーではなく、歴史的な価値やデザインへのこだわりが詰まった「コレクションアイテム」としての魅力があるこのシリーズ。コレクションを始めたい方や、さらに深めたい方にとって、必ず満足できる商品です。今後も新しいモデルがリリースされるたびに、目が離せない存在であり続けることでしょう。
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