愛車のダッシュボードをはじめとして、色々なプラスチックパーツに触るとある日突然ベタベタすることありませんか?「この前までこんな感じじゃなかったのに…」と思うこともしばしば。
このベタベタ、簡単に治す方法があります。今回は、ベタつく原因と治し方を紹介します!
なんでベタつくの?
ダッシュボードなどプラスチック部分がベタつく原因は「加水分解」といった現象が原因です。
加水分解ってなに?
加水分解はプラスチックのような化合物が水と反応して発生する現象です。製造から時間が経つと分子のつながりが弱まったところに水の分子が入り込み、表面に出てきます。この時の液体が高い粘性を持っているため、触るとベタベタすします。
車の中では、外との温度差による結露や飲み物や人の体液など、様々な水分がダッシュボードのプラスチック部分(化学物質)に付着し、加水分解が起こります。
対策方法
加水分解の対策は空気に触れさせないことが一番です。しかし、車内を真空にすることは不可能なので、パーツを劣化させない対策が必要になります。プラスチックは直射日光や高音の場所では劣化が促進されるので、サンシェードなどの対策を行いましょう。
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ベタベタの治し方
ベタベタ部分に無水エタノールを使用することで、解決することができます。重曹や消しゴムでも治すことはできますが、消しかすや重曹が隙間から侵入して、機械を故障させてしまう場合があります。エアコンの修理には10万円近くかかるので、無水エタノールを使用してください。
無水エタノール
無水エタノールは表面に出た水分に吸着してくれます。また、純度の高いエタノールなのですぐ乾きます。綺麗な布に染み込ませて拭くことで、加水分解を除去してくれます。
まとめ
長期間使用したプラチックやゴムなどの化学物質製品は、劣化とともに加水分解が起こり表面がベタベタしてきます。車などの精密機械では安全のため、無水エタノールを染み込ませた布で拭き取るようにしましょう。
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