【完全解説】『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』あらすじ・見どころ・登場人物・シリーズの進化まで徹底解説!

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「成功に代償はつきものか?」「正しいことを選び続けられるか?」
シリーズ第6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト(Mission: Impossible –Fallout)』は、2018年に公開され、シリーズの集大成として多くの映画ファン・批評家から“最高傑作”との評価を受けました。

監督は再びクリストファー・マッカリー。シリーズで初めて連作監督を務め、以降の「連続章」となる『デッドレコニング』へと繋がる礎となった本作は、ただの続編ではなく、M:Iというシリーズの価値観そのものを問い直す一作となりました。

M:I-6/フォールアウト とは?

20018年公開の本作品は、監督・脚本にクリストファー・マッカリーを前作(ローグ・ネイション)から続投し、主要メンバーと前作から参加したレベッカ・ファガーソンもそのままですが、ジェミー・レナーは降板しました。

本作の特徴は、「M:I-5/ローグ・ネイション」で捉えたソロモン・レーンが再び立ちはだかることです。捉えたはずの強敵が、より凶悪になって立ちはだかる。過去最高の敵が初の2作連続の登場になり、相手もイーサン・ハントのことを熟知しており、今までとは違う戦いが見られます。

あらすじを紹介!

成功か犠牲か。イーサン・ハントが選ぶ“正義”の代償

前作『ローグ・ネイション』でイーサン・ハント率いるIMFは、犯罪組織シンジケートのリーダー、ソロモン・レーン(ショーン・ハリス)の逮捕に成功した。しかし組織は壊滅しておらず、残された残党は“アポストル”と名を変え、さらなる過激思想を携えて世界中でテロ活動を継続していた。

イーサンたちはアポストルの武器取引を追う中で、3基のプルトニウムが同時に市場に流出する計画を察知する。だが、民間人の命を優先したイーサンの判断により、IMFはプルトニウムの確保に失敗。それは人類を脅かす最悪の「核兵器テロ計画」の始まりだった。

その責任を問われたイーサンは、CIAからの監視要員として送り込まれたタフなエージェント、オーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)とともに、闇市場の情報ブローカー“ホワイト・ウィドウ”との接触任務に就くことになる。彼女はかつての「武器商人マックス」の娘でもあり、世界の裏側で巨大利権を操るキーパーソンだった。

ウォーカーはCIAの命令に忠実で、任務達成のためには犠牲も辞さない冷酷さを持つ。一方、イーサンはどんなに困難でも“誰も死なせない”という信条を貫こうとする。2人の価値観の衝突は、任務の中で徐々に緊張を増していく。

やがて明らかになる事実――
盗まれたプルトニウムは、複数の都市に同時に核爆弾を仕掛けるテロ計画の一部だった。核爆発によって“全人口の3分の1”を死滅させ、世界の再構築を目指すという、“選民思想”に近いアポストルの目的。

計画の中心にいるのは、IMFに捕らえられていたソロモン・レーン。彼を自由にすることがテロリストとの取引条件であり、イーサンは“テロリストの首謀者を救い出す”という矛盾した任務を背負わされる。

この中で再び現れるのが、イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)。彼女はMI6の命を受け、レーン暗殺を命じられていた。しかし、かつて心を通わせたイーサンと任務が交差することで、再び彼女もまた“自らの正義”を問われることになる。

物語はついにヒマラヤ山脈を舞台とする壮絶なラストバトルへ。
プルトニウム起爆装置のタイマーはすでに作動しており、世界中の人々の命を乗せた3つのヘリコプターによる空中戦が開始される。

イーサン・ハントが選ぶのは“任務の成功”か、“命の尊厳”か――
その結末は、すべての観客に問いを投げかける。

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みどころ紹介

M:I-6/フォールアウトには、前作同様にみどころが沢山ありますが、本編を見てるだけではきにならないポイントを紹介!

見どころ①:ヘリコプターアクションと“人間の限界”に挑むスタントの数々

本作の最大の見どころは、トム・クルーズが自ら操縦するリアル・ヘリコプターアクション
時速160kmでの追跡、垂直降下、空中でのロープぶら下がり、爆発炎上。すべてスタントなし。文字通り命懸けで挑んだシーンは、“映画史に残るアクション”と絶賛されました。

加えて、ビルからビルへジャンプするアクションでは実際に足の骨を折りながらも演技を継続したトムの狂気とも言えるプロ意識が、スクリーン越しに伝わります。

見どころ②:イーサン・ハントの「選択」と「贖罪」

『フォールアウト』では、これまで以上にイーサンの内面=人間性がクローズアップされます。

任務より仲間を、成功より命を、システムより信念を優先するイーサン。
その“人としての正しさ”が、組織や上層部からは“リスク”とされる。
彼の“迷い”と“信念”の間で揺れる姿こそが、本作の最も深いテーマです。

見どころ③:シリーズ全作がつながる“集大成構造”

『フォールアウト』は前作『ローグ・ネイション』の直後の物語であり、ソロモン・レーンの再登場やイルサとの関係性の進展だけではなく、IMFの信頼とCIAの対立と、ついにジュリア(元婚約者)との再会といった「シリーズの全伏線」が有機的に回収されます。

6作目にして、単なるアクション映画ではなく、一本のドラマとしての完成度が極まった瞬間と言えるでしょう。

前作と繋がりはある?

M:I-6/フォールアウトは、前作の直後のストーリーです。M:I-5で捉えた宿敵との再戦や、イーサン・ハントの元妻の登場など、勿論、アクション映画としては楽しめますが、ミッションインポッシブルのストーリーを楽しむには、過去作品は確実に視聴する必要があります。

まとめ

総評:M:Iシリーズの“完成形”であり、次章への扉

『フォールアウト』は、アクション映画でありながら哲学的な問いを孕んだ“映画ドラマ”です。

成功とは何か。仲間とは何か。犠牲を払ってまで守るべきものとは――
イーサン・ハントという人物の“覚悟”と“人間性”が最も強く問われた一作であり、観る者にも「自分ならどうするか?」という視点を投げかけてきます。

ゴースト・プロトコルから始まった連続的ストーリーは、本作品で一段落を迎えます。今までのイーサン・ハントの戦いの人生の答えが見つかる今作は非常にオススメです。

そしてこの作品で張られたテーマは、次作『デッドレコニング』へと継承されていきます。

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